2017年10月15日

説教 『神の人への勧め』

2017年10月15日の礼拝
相模原教会協力牧師 西田恵一郎
テモテへの手紙一 6章11〜16節
しかし、神の人よ、あなたはこれらのことを避けなさい。正義、信心、信仰、愛、忍耐、柔和を追い求めなさい。信仰の戦いを立派に戦い抜き、永遠の命を手に入れなさい。命を得るために、あなたは神から召され、多くの証人の前で立派に信仰を表明したのです。万物に命をお与えになる神の御前で、そして、ポンティオ・ピラトの面前で立派な宣言によって証しをなさったキリスト・イエスの御前で、あなたに命じます。わたしたちの主イエス・キリストが再び来られるときまで、おちどなく、非難されないように、この掟を守りなさい。神は、定められた時にキリストを現してくださいます。神は、祝福に満ちた唯一の主権者、王の王、主の主、唯一の不死の存在、近寄り難い光の中に住まわれる方、だれ一人見たことがなく、見ることのできない方です。この神に誉れと永遠の支配がありますように、アーメン。


 第一の手紙を閉じるにあたり、筆者パウロが指摘するポイントをいくつか振り返っておきます。
 一、指導者テモテと教会に託されていたのは「福音」。福音とは(a)聖霊によりおとめマリアは身ごもり神の子を生んだ。その子はイエス・キリスト、(b)すべての人の罪の身代わりとなりイエスは十字架で死んだ、(c)三日目に死より甦り、死を滅ぼし、神と共に生きる命を与えてくださった。

 二、福音を語り、それに生きるのは「戦い」である。
 三、この戦いの中でまず勧められたのが「祈り」。手紙の終わりに来て、パウロはテモテを「神の人」―旧約の概念で、モーセ、ヨシュア、サムエルに用いられている―と呼び、「ひたすら主に喜ばれるものである」(Uコリント五章九節)こと、「正義、信心、信仰、愛、忍耐、柔和を追い求める」(六章一一節)よう勧める。イエスは、これを「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい」と表現しています。

 イエスは神の御前に生きました。パウロも神とイエスの前で真実であるよう生きてきました。同じように生きるようにとテモテに教えます。この手紙をテモテと共に聞いている信徒にも協働者としてテモテを助け、支えるように勧められています。このような生き方を貫こうとすると、この世との「戦い」が当然起こります。金銭・知識・地位・支配等との戦いです。これらへの誘惑の始まりは「欲」です。「欲望ははらんで罪を生み、罪が熟して死を生みます」(ヤコブ一章一五節)。パウロにとって戦い抜く秘訣は、「試みに遭わせることなく悪より救い出したまえ」と祈りつつ、「主イエス・キリストを知ることのあまりのすばらしさ」(フィリピ三章八節)を一層増し加えることでした。イエスのすばらしさを知れば知るほど、それ以外のすべては「塵あくた」となるのです。この実感を持ちながら「聖書の朗読と勧めと教えに専念しなさい」(Tテモテ四章一三節)とパウロはテモテに勧めるのです。そして、信徒は語られた恵みに共に与るのです。
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2017年10月15日の礼拝

礼拝説教「神の人への勧め」、テモテへの手紙一 61121節。西田恵一郎牧師(和泉短期大学チャプレン)。讃美歌2190385。交読詩編312225節。

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